2022/05/17 12:09
四国を代表する観光地「四国カルスト」のふもとで燻製屋として独立した自家製スモーク工房CaCooo。
「アウトドアでもっと面白く」をモットーに日々活動しています。

遡ること2018年の年末。
妻(当時は彼女)と付き合って約4ヶ月の時に僕が放った一言、「どこか地方に移住しない?」から全てが始まりました。
当時普通の会社員だった僕は、どこか閉塞感を感じ、「もっと自分の考えてることを自分の裁量でやってみたい!」と強く思うようになりました。
とはいえこれまで普通の学生生活を過ごし、普通のサラリーマンとして過ごしてきた僕にはこれといったスキルは持ち合わせておらず、強いて言えば好奇心が強かったがゆえに多趣味であった、くらいの普通の28歳でした。
「もっと自分の考えてることを自分の裁量でやってみたい!」とは、つまり起業を意味していますが、先述の通りこれといったスキルを持ち合わせていない僕がいきなり起業するのはリスクがありすぎる。
とはいえ、今すぐ環境を変えて新しいことをやってみたい!と思っていた時に出会ったのが、地域おこし協力隊という制度でした。
当時はキャンプにハマっていた時期で、アウトドアに関連する仕事をしたいとずっと思っていました。
特に自分で作った燻製がめちゃくちゃ楽しくて美味しかったのを思い出し、これが仕事になればいいなぁ、他にそんなことやってる人いるのかなぁと検索していた時に、北陸で地域おこし協力隊から燻製屋になった人の記事が出てきました。
地域おこし協力隊の制度を活用すれば、3年間はお給料をいただきながらやりたいことにチャレンジできるかも。
そう思って、移住先を探し始めました。
時を同じくして、妻の影響でインスタの「日本の絶景」を見ていた時のこと。
ふと目に飛び込んできた1枚の写真があまりにも印象的で、こんな素敵な景色が日本にあるのか…!と感動したのを今でも覚えています。
それがこの景色でした。

「日本のスイス」と例えられることもあるこの四国カルストの景色がずっと頭の中に残っていました。
…話は戻り、地域おこし協力隊の募集ページを眺めていると「四国カルストの町、津野町」というフレーズに目が止まりました。
僕は直感で「ここにしよう!」と決め、秒で応募書類を提出。
ちなみにこの段階では津野町はもちろん、津野町のある高知県に行ったことすら無く、縁もゆかりも無い状況で、完全にノリと勢いで応募をしました。
当時の採用担当者からは「誰この人、、?」といった感じで、怪しさ全開だったそうです。笑
なんだかんだでスムーズに採用が進み、応募書類を提出してから2ヶ月で採用が決定。
2019年5月から地域おこし協力隊としての活動を開始しました。
それと並行して「燻製屋として独立する!」という目標を掲げて、こちらの活動も始動。
その年の秋に町内で行われるイベント出店のお声がけをいただき、「とりあえず商品作らなきゃ!」でできたのが今のCaCoooの主力商品である濃香スモークナッツでした。
当時は「煙臭い」「燻製なんて需要あるの?」という評判も多い中、「美味しいものを作っている自信がある!!」という想いで地道に販売活動を続けていました。
そんな時にちらほらと「これこれ!!このスモーク感がたまらない!」という熱狂的なファンが現れるようになり、じわじわとクチコミで拡散。
2021年の夏にはついに月間800個が出るまでになりました。
いろんな反応を見させていただく中で「もっと拡大できる!」と確信し、本格的に工房づくりを開始。
濃香スモークナッツしか商品がありませんでしたが、工房ができたことで生産能力も上がり、新たにスモークピスタチオ、スモークチーズも商品化。


燻製好きの方々から嬉しいお声をたくさんいただけるようになり、商品に興味を持って取り扱ってくださる店舗様も増えてきました。
2021年の秋には工房にお店を併設するためのクラウドファンデンングを立ち上げ、ありがたいことに目標金額の100万円を達成。
2022年の3月には全てDIYで進めていたお店づくりも完成しました。

そして2022年4月、地域おこし協力隊の任期満了に伴い卒業。
5月から燻製屋として独立することができました。
多くの方にサポートしていただきながらここまで来れたことに本当に感謝しております!
これからはより多くの方に燻製の面白さやアウトドアの楽しさを伝えていけるように。
そして新しいチャレンジをする方を後押しできるように全力で仕事を楽しみたいと思います!
みなさまがいつも買ってくださっている商品の売り上げの一部は、新しい世代や新しい挑戦をする方へどんどん回していきますので、これからも自家製スモーク工房CaCoooをよろしくお願い致します!
今回ご紹介した商品はウェブショップからご購入が可能です。
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